雪の魅力

雪の魅力

雪国ならではの歴史と伝統が、
私たちのこの街を作ってきました。

 

北越雪譜

ゆきぐに信用組合の本店は、南魚沼市塩沢地区にある風情あふれる街並みの「牧之(ぼくし)通り」にあります。
この地域で、江戸時代に縮(ちぢみ)の織物の仲介商人であった鈴木牧之(すずきぼくし)が、雪国の生活をありのままに生き生きと描いた作品『北越雪譜(ほくえつせっぷ)』が出版され、当時のベストセラーとなりました。
牧之通りの名前の由来はここから来ています。

 

越後上布

国重要無形文化財指定・ユネスコ無形文化遺産登録されている『越後上布(えちごじょうふ)』。
これは1200年もの歴史のある手法で作られる麻織物で、その最後の工程が雪の上に敷き詰める「雪晒し」です。この新潟の風物詩ともいわれる雪晒しにより還元漂白(オゾン漂白)されてシミや汚れを落とし、雪のように白く、そして色柄は鮮やかになります。この様子は北越雪譜にも描かれています。

 

 

雪は豊富な水となり、
この地域の豊かな「自然」、豊かな「食」をもたらします。

 

山々に深く降り積もった雪は、やがて雪解け水となって大地に染み渡り、ミネラルを豊富に含みながら魚野川や信濃川に流れていきます。
この水こそが、この地域の食文化を支えています。

 

魚沼と聞くと多くの人は「魚沼産コシヒカリ」を思い浮かべるのではないでしょうか。
雪の恵みによる豊富な雪解け水と、朝昼晩の寒暖差の影響や土壌が相まって、甘味と粘りのある美味しい「魚沼産コシヒカリ」が育つのです。

 

水と米が豊富なことから日本酒造りも盛んです。
当組合の営業エリア内だけでも12軒の蔵元があります。
ここで造られるお酒は、地元の人ばかりでなく全国的にも人気があります。

 

山菜

雪解けとともに盛んに芽を出し始める様々な山菜。
古くから地元に根付いた郷土料理をはじめ、私たちの地域には欠かす事のできない食材です。
豪雪地帯だからこそ、苦味の少ない柔らかな美味しい山菜が採れるのです。

 

雪を使った保存法

昔から米や食材などを保存するために、雪国ならではの方法で貯蔵する「雪室」というものがあります。
冬の間に積もった雪を庫内に集めて1年を通して低温状態と適切な湿度を保つため、天然の冷蔵庫ともいわれます。
この「雪室」で保存された米や野菜は甘さが増し、お酒はまろやかな味になり美味しくなります。

 

スノーアクティビティ

雪は「自然」や「食」だけでなく、「楽しさ」も届けてくれます。
営業エリアだけでも数多くのスキー場があり、スキー・スノーボードはもちろんのこと、スノーシューでの雪上散策やソリ遊びなど、子どもから大人まで思いっ切り楽しめます。